7割は課長にさえなれません
- 作者: 城繁幸
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2010/01/16
- メディア: 新書
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第一章 年齢で人の価値が決まってしまう国
第二章 優秀な若者が離れていく国
第三章 弱者が食い物にされる国
第四章 雇用問題の正しいとらえ方
第五章 日本をあきらめる前に
エピローグ
高リスクな雇用がもっとも低賃金という現実
派遣はハイリスクローリターン。でもその問題は問題として扱われない。
正社員にも身分制度がある現実
大手は1割、賃金水準の近いグループ企業がだいたい2割程度はいるから、上位3割が文字どおりの日本型雇用、その他は大なり小なり、それらを支える下級階層といえる。
身分制度のような強いものは感じていなかったが自分が気づいていなかっただけだった。言われてみれば今務めている会社も仕事の内容もこの身分制度の一部に属している。自分がなにもせずにマネージャー職を与えられたのはそういう理由があるわけだ。
会社と労働組合との交渉はある1面だけの部分しか考えていないものだとわかった。それも落としどころの見えているのを手続きだけはふみましたよ、というお金の無駄。
会社の中で現状をちゃんとみえている人が少ないと感じる。自分の会社に当てはまるこどだらけの話だったが、その分虚しくなった。