人はいかに学ぶか

人はいかに学ぶか―日常的認知の世界 (中公新書)

人はいかに学ぶか―日常的認知の世界 (中公新書)

1989年出版の古い本、図書館で借りてきたがもうぼろぼろになっていた。でも良い本だった。


ひとはいかに学ぶか、なんとなくひとはこういう時に学んでいくんだろうなということをこの本を読んで言葉として捉えることができた。やっぱりひとは必要に迫られると自然と学んでいく。そしておもしろいことがらについても自ら学んでいく。また学校で学んできた方法がベストではないことはやっぱりそうかという感じ。


自分にとって発見だったのはひとはかなり優れた学び手であること。ことばを学ぶときの能力はすばらしいと思う。
この本が出版されてから20年弱、その間にこういった研究がどこまで進んだのか最新の研究成果を知りたい。

目次
 まえがき
第1章 伝統的な学習観
第2章 現実的必要から学ぶ
第3章 知的好奇心により学ぶ
第4章 ことばや数を通して学ぶ種としてのヒト
第5章 文化が支える有能さ
第6章 文化のなかの隠れた教育
第7章 参加しつつ学ぶ
第8章 知識があるほど学びやすい
第9章 日常生活の中で学ぶ知識の限界
第10章 新しい学習観にもとづく教育