2ちゃんねるはなぜ潰れないのか?

2ちゃんねるはなぜ潰れないのか? (扶桑社新書)

2ちゃんねるはなぜ潰れないのか? (扶桑社新書)

ひろゆき本人はほとんど文章を書いていない本。この本は彼の考えていることを知る本。

2ちゃんねる管理人、ひろゆきの言動などを今まであまり読んでこなかった。その状態でこの本を読んで、あぁひろゆきという人物はこういうことを考えているひとなんだなと驚いた。驚いたのは悲観的であること。よく梅田さんが楽天的な考えとして言われるけどその対極にある感じ。悲観的なものの見方だかそういう考え方もあるのかと思うことが多々あった。

グーグルやミクシィがweb.20企業と呼ばれているのをみるとweb2.0の裏に隠されているものは、技術力ではなく、いかにクリーンなイメージを押し出すのか、そして、いかにユーザーの心を惹きつけられるのか、ということなのかもしれません。

差別化要因は技術力以外のところにある。


全体的にネットではリアル世界ほどお金は稼げないという考え方だ。自分が普段ネットを見てお金を使っているかと考えるとほぼ使っていない。集客はできてもそれを大金に換えるのは難しい。


法律の話は日本はそういうものかと感じた。道路交通法のような一罰百戒の制度がネットでも適用されていくのか。法律によって技術革新が止められる。法律を逆手に取って、あれもこれも適用して動けなくなっていくそれが日本の法律の良くないところ。