チームバチスタの栄光

チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 599)

チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 599)

チーム・バチスタの栄光(下) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 600)

チーム・バチスタの栄光(下) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 600)

第一部 ネガ  ゆりかご
  1章 遠景
  2章 監査を望む鷹
  3章 愚痴外来
  4章 チーム・バチスタの奇跡
  5章 顔合わせ
  6章 聞き取り調査1日目
  7章 聞き取り調査2日目
  8章 外科医の血脈
  9章 アフリカの不発弾
  10章 聞き取り調査3日目
  11章 バチスタケース32

第二部 ボジ  白い棺
  12章 廊下とんび
  13章 火喰い鳥
  14章 つじつま合わせ
  15章 オフェンシブヒヤリング
  16章 ロジカルモンスター
  17章 二重らせん
  18章 発作
  19章 オートプシー・イメージング(Ai)
  20章 ロシアン・ルーレット

第三部 ホログラフ  幻想の城
  21章 敗戦処理
  22章 後日談
  23章 さくら

映画公開前に本屋で見かけてそういえば最近よく見る本だなと思ってまぁ読んでみるかと買ってみた。文庫本で上下巻。こんなにおもしろい本だとは思わなかった。特に下巻の勢いはとどまることを知らない。大学病院で生きる知恵を知っていて空気を読み着実に調査する主人公、空気などどこの変人ロジカルモンスター役人の調査。


大学病院で繰り広げられるミステリー。そこには表と裏が、光と陰が渦巻いている。大学病院の、人の、この表と裏をみていくからこそこの本はおもしろいと思えたんだと思う。チームバチスタを率いる天才外科医。小説の中の手術なのにこの外科医の見事としか言いようの無い技に引き込まれてしまう。光り輝く天才外科医、思い返すだけでページをめくる楽しさを思い出す。


この著者の他の本をぜひ読みたくなった。