粗食のすすめ

粗食のすすめ (新潮文庫)

粗食のすすめ (新潮文庫)

1995年の本なので古い、なのでこの本にも書いてあるがこの当時わかっている範囲での食の話となる

ビタミン一つをとっても、私たちの生命を維持していくのにいくつのビタミンが必要なのかすら、解明されていないのが現状だ。よく分かっていない栄養学のバランスをどうやって取ればいいのかは、誰にも分からないはずなのである。
栄養について、話をするときには、「今、分かっている範囲では」という条件が必ずつくはずなのに、ほとんどの人がそのことを忘れて「一日30品目」とか、「栄養のバランス」といった言葉だけを鵜呑みにしてしまっているのが問題なのである。

以下気になった部分
・食べ物には良い部分と悪い部分がある。食べ物を一元的にとらえるのは無意味
 これだけ食べればOKというのを信じない
  → お茶:ビタミンcが豊富で美容に最適<=>タンニンが鉄分とくっついて貧血のもと
・精製度の高い食べ物には栄養がない
  → 白米:玄米から大事な栄養が抜けて白米となっている

・肉はスタミナ源、牛乳は完全栄養食品という迷信
  → 日本人は牛乳は上手く消化できない体質が多い。
    朝、牛乳だけでも飲めばいいというのは間違い、牛乳は子牛のための飲み物。人間のための飲み物ではない